JUGEMテーマ:生き物
動物たちの話題を見聞きするにつけ、涙する日は無いに等しい
動物たちが人以上の慈しみを持って、身を呈して頑張る姿にも涙するけれど
人のせいで苦しむ動物たちを見るのは辛い
この歳になって、、、私自身の力ではどうすることも出来ない
現実を見ないようにして日々を過ごしたい、と逃避したい気持ちが大きい
けど、 今日はさすがに、どうしても記事にしたいと思った
日本で「ニワトリ」はこんな風に殺されている…知られざる現実
12/12(木) 11:01配信
『採卵鶏のオスひよこが誕生したその日に殺されることは有名だが、肉用の鶏も同じように生まれたその日に選別され、「規格外」のひよこが日々殺されていることを知っている人は少ないだろう。』
『日本では毎年約1,400万羽が生まれてすぐに殺されている計算だ。』
自然の姿からかけ離れた鶏たち
『 日本でよくある殺し方は生きたままの袋詰。つまり圧死か窒息で長い時間をかけて殺されていく。外にそのまま出されたり、産廃業者が取りに来るまで冷蔵庫に入れられたりもするので、凍死している可能性もある。ピヨピヨともがき叫ぶヒナの上にヒナを重ねて入れ続け、徐々に押しつぶされ見えなくなっていく様子はまさに地獄絵図だ。』
日本はブラジルの1.8倍詰め込む
『 本来なら、昼間は走り回り飛び回って、夜お母さんの羽毛の下に潜って眠るという生活をしているべき時期に、養鶏場にいるヒナたちは痛みと異常な体重で動きが鈍り、過密状態の中で、換気扇と給餌器の騒音を聞きながら、壁を見つめ、痛みに耐えながら息をしている。』
薬剤耐性菌保有率は日本が高い
『鶏肉からの薬剤耐性菌(ESBL産生菌やAmpc産生菌)の検出率が、国産の場合59%、外国産の場合34%であったことが厚生労働省の答弁で明らかになっている。 別の調査でも似たような数値だった。このことを知ると多くの人が驚き、これまで一体なにを根拠に国産のほうが安全だと思いこんでいたのか首をひねる。』
ベターチキンの流れ
『 これはヨーロピアンチキンコミットメントと呼ばれるもので、以下のような取り決めをしたものだ。
・今主流の鶏種よりも成長が遅い種類を選ぶ
・飼育密度を緩和させる(30kg/1平方メートル)
・とまり木と、ヒナたちがつついたり遊んだりできる素材を2種類以上与える
・屠畜はガスで行われる 等』
『 EUは2018年10月の決議で、「アニマルウェルフェアはそれ自体が、病気の予防手段としての役割を持つことを、ここに強調するものとする」と定義しているし、EUほど法整備が整っていない国からの輸入鶏肉を警戒している。当然日本には鶏の福祉を守る法律はない。 』
『 日本は、毎年7億羽の肉用鶏(ブロイラー)を育て屠殺し、さらに海外からその半分の量の鶏肉を輸入している(5)。その量は50年間で10倍に増えた。日本人一人あたりで換算すると、1年間でおおよそ8羽、採卵鶏の肉も含めると9羽を殺して食べているということだ。
世界の陸生動物の犠牲のほとんどが鶏だ。だからこそ、肉用鶏のアニマルウェルフェアを真剣に考えることが必要なのだ。
世界は変わろうとしている。欧米だけでなくタイなどの養鶏企業もベターチキンの考えを取り入れ始めている。このようにアニマルウェルフェアに配慮した飼育に切り替えていく方法もあるし、大豆ミートなどの植物性のお肉に切り替えていく方法もある。ケンタッキーが植物性のフライドチキンを売り出し長蛇の列ができたというニュースも記憶に新しい。
身近な鶏肉だが、あなたがいったい何を食べていて、どのような環境から来て、そして将来もこのままでよいのか、一度立ち止まって考えてみてもいいのではないか。
そしてあなたにとっても、未来の子どもたちにとっても、動物にとってもよりよい選択肢を選んでほしいと願う。
なお、この文中、ずっと「鶏」ではなく「ヒナ」と書いてきた。なぜなら、彼らは見た目は大人のニワトリと同じでも、まだピヨピヨと鳴く赤ちゃんだからだ。殺されるときも、彼らはピヨピヨと叫んでいる。必死で。 』
(以上、一部転載)、全文はリンク先でお読み下さい)
ニワトリは感情豊かな動物です
飼うと、お利口だし、人懐こくすっごく可愛い
せめて、生きている間は、苦痛のないように・・
《参考記事》
ブラジルと日本の養鶏
『養鶏産業において生産量、輸出量共にトップクラスのブラジルは完全に日本より養鶏先進国です。食品生産基準に厳しいEUの基準をクリアしているレベルです。認識を改めましょう。』
『鶏の生育環境に関しては、日本とブラジルを比較するとブラジルのほうが優れていると言わざるを得ません。 畜産動物保護のみを比較すると、ブラジルがBランクであるのに対して、日本の格付けはDランクと世界でもかなり低い水準です。』
『世界ではアニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から過度に窮屈なケージ飼育を減らしたり、ウインドウレス(窓なし)鶏舎の廃止といった動きが進んでいるのに対し、日本ではあまり進んでいません。』
さて、
国内で流通している鶏肉は「ブロイラー」「銘柄鶏」「地鶏」の3種類
・問題になっているのはブロイラー
市場に出回る鶏肉のうちの約9割がブロイラー
短期間(生後7〜8週間)で出荷するために改良された肉用若鶏
日本国内のみで年間7億羽ものブロイラーが出荷されている
大きな鶏舎の中ですし詰め状態で飼育され、薬剤などの影響もある
・銘柄鶏(ブランド鶏)
ブロイラーをアップグレードした食鶏
地鶏の条件には当てはまらないがブロイラーではない食鶏
飼育方法や日数、飼料内容に工夫を加えたものである
・地鶏
日本鶏の血が50%以上のもの(出生証明できるもの)
飼育期間が孵化日から80日以上であること、
28日齢以降は1平方メートルあたり10羽以下の平飼いであること
地鶏の定義はJAS(日本農林規格)法によって定められている
ぎゅうぎゅう詰めの状態で飼育され、短期的に大量生産されるブロイラーとは大きく異なる
今まであまり考えてなかった、国産ならイイかと、、
日本のほうがブラジルよりも評価が低いとは!
これからは、ちょっと、考えを改めることとする
【 追記 我が家の宅配メモ 】
*岩手県までっこニワトリ
『手間ひまかけて大切に育てています。 「まで」とは「ていねいに」を意味する岩手県北部の方言。その名の通り、までっこ鶏を生産する「までっこチキン生産者連絡協議会」(岩手県)の生産者は、手間ひまかけて大切に育てています。日光と自然の風が入る鶏舎で飼育し、出荷後に清掃、洗浄を徹底的に行うことで、全期間において抗生物質、合成抗菌剤を使用していません。』
*米沢鶏
『健康第一に、育てました。 産直産地「米沢郷牧場」では、自然の風と光が入る鶏舎で、一坪当たりの鶏の羽数を抑えて飼育。BMW技術(Bacteria Mineral Water)を飲み水に使うなど、鶏にストレスを与えず、健康に育てています。飼料のとうもろこし、大豆粕はすべて非遺伝子組みかえです。』
*茨城県コアフード地鶏しゃも
『生きものらしく、健康に育った地鶏。 「コア・フード地鶏しゃも」は、日本在来種の軍鶏(しゃも)の血統を引き継ぐ地鶏。一般的なブロイラー鶏が狭い鶏舎で大量飼育されるのに対し、光と風が通り抜ける鶏舎でゆったりと平飼い。飼育日数は75日以上です。鶏の健康を優先しながら、「生きものらしく」育てています。全期間、飼料に抗生物質は不使用。弾力のある歯ごたえと濃厚なうまみが特徴です。特定JAS規格認定』
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地鶏ってたくさん種類あるのですね〜
⇒全国のブランド鶏 人気ランキング